エーパックの年次総会
毎年春ワシントンで開かれた年次総会はエーパックの政策方向と関連した意見を集める一方で活動家と一般市民を教育させる場で活用される。 今年行事では200個以上のセミナーが開かれた。 主題はアメリカの中東政策、というのは核交渉、米-イスラエル ミサイル防御協力など外交・安保懸案からグループ リーダー訓練、ロビー活動など教育プログラムまで多様だった。 特に年会費を10万ドル以上出す特別会員たちにはアメリカ有力政治家たちと非公開レセプション プログラムが用意された。
会員等級はワシントンクラブ(1500ドル以上),キャピタルクラブ(3600ドル以上),セニックルロプ(1万ドル以上),プレジデントクラブ(2万5000ドル以上),チェアマンカウンシル(3万6000ドル以上),ミンはクラブなどに区分されて恩恵がそれぞれ違う。 3日午後開かれたイラン核交渉セミナー会場. ある講師が500人余りの聴衆を相手にイラン核の危険性を強調していた。 この講師は“イラン核開発プログラムが北朝鮮よりはるかに危険だ”として“北朝鮮は現在の核兵器を10ヶ程度保有しているけれどイランが核開発に成功すれば100個以上を保有することになるだろう”と話した。
イランが保有した核関連施設規模が北朝鮮よりはるかに大きいという点を根拠に上げた。 彼はイランは最高指導者が決定だけおりれば1年内に核兵器を作ることができる門の敷居に来ているとしイランと核交渉は必ず核施設の完全廃棄を引き出さなければなければならないと強調した。 講義が終わるとすぐに10人余りを越える聴衆が質問に出たしこれに対する返事が続いた。 また、行事場所片隅には‘遺産寄付’コーナーが用意されていた。 このコーナーは何年か前ユダヤ人未来世代の教育のための基金用意行事が端緒になった。 遺産の一部をエーパックに寄贈して未来世代のアイデンティティを確立するのに使うということだ。 寄付は遺言状に自身の遺産一部をエーパックに寄贈するという文面を書く方式でなされる。
団体への寄付
行事場所要員は今年どれくらい寄付されたかという質問に“それは明らかにすることはできない”と話した。 何年か前には1年2億ドルほどが寄付されたと伝えられている。 しかしエーパックも1~2年前から試練を経ている。 この団体が強力に押し通しているイラン追加制裁案をオバマ大統領が受け入れないでいるところに、オバマ行政府の‘アジア再均衡’政策で外交・安保政策の中心が中東からアジアに転換される兆しを見せていたためだ。 アメリカの中東に対する関心が減ればイスラエルに対する支援も減らすことが出来る。 エーパックではこれを1980年代初期ロナルド レーガン大統領の時以後最大試練に受け入れている。
当時エーパックはサウジアラビアに対するアメリカの先端武器販売を撤回させようとキャンペーンを行ったが失敗した。 この時を基点にエーパックはロビー戦略を切り替えることになる。 その時までしてもシンクタンクと学校などを中心にキャンペーンをしてきた戦略の限界を悟って議会を攻略する方向で切り替えた。 今年エーパックでは共和・民主両党要人を共同演説者で登場させる行事が目にたくさん浮かんだ。 キャンター氏だけでなく下院外交委員会の両党指導者であるエド・ロイス委員長(共和)とエリオット エンゲル幹事(民主党)がアメリカの中東政策を説明するセミナーに並んで登場することもした。 両党の分裂の中でもイスラエルに対する支援だけは超党派的支援を勝ち取るという意図として受け取ることが出来る。